これが私のピアノ人生を通して得た
ひとつの信念です。

ごく普通の一般家庭で育った私にとって、
幼少期からピアノがある環境は憧れでした。

我が家にあったのは母のオルガン。
その影響から近くの音楽教室に
通い始めたものの、
すぐにはピアノを買ってもらえませんでした。

やっと手に入れたのは小学5年生。
そこからは順風満帆・・というわけでもなく、
ピアノから心が離れるときもあれば、
挫折も幾度となくありました。

特に産後は、体調や住環境から
ピアノに触れる生活から
大きく遠ざかっていました。
それでも、３３歳で再びピアノを手に入れ、
教室講師として「音楽と共にある生き方」
が始まったのです。

生徒たちと共に鍵盤に向き合う日々は、
私の熱をどんどん高めていきました。

コンクール出場のメンタルを養うために、
コーチングを学び、
自分自身の技術を磨くために、
フランスのアカデミーの審査を受け合格。

夢にまで見たピティナの
コンクール全国大会にも出場できたのです。

そして、今では
このピアノ教室「Voce」から、
難関コンクールや音大へと進む子どもたちが
たくさんあらわれるようになりました。

ふりかえれば、
受験やコンクールへのチャレンジなど、
私が本気になれたきっかけには、
必ず「背中を押してくれる指導者」との
出会いがありました。

今は私自身が、生徒の背中を押し、
共に歩む指導者でありたいと思い、
日々彼らと向き合っています。

諦めなければ絶対いつか夢は叶う！と
生徒に信じてもらえる教室を目指して−。